【韓国大学院】『韓国政府奨学金』のすべて

韓国留学・大学院

この記事では、韓国で大学院進学を考えている方に『韓国政府奨学金(大学院)』について説明しますね。

韓国へ進学したいけど、現実的なハードルになるのが学費と生活費。それを給付してくれる夢のような奨学金制度『韓国政府奨学金』について知って、自分に応募資格があるのかどうか検討してみてください。

韓国政府奨学金とは?

正式名称は大韓民国政府奨学金と言います。『Korean Government Scholarship Program』を省略して通称、KGSPと言われています。

この奨学金制度は韓国の国立国際教育院(NIIED)が毎年、世界各国から奨学生を選抜しているものです。

2023年最新版の募集要項を確認したところ、プログラムは3つ用意されています。

①学位取得プログラム(修士課程・博士課程希望者)

②リサーチプログラム(ポスドク・交換教授・協力専門職)

③教員専門職プログラム(現教員専門職・教員専門職予定者・教育分野専攻者)

おさく
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私が留学に行った時からアップデートされている!色々な人に門が開かれてきているから、当てはまる人は応募してみるべき!

しかし!給付が手厚いだけあって枠はそれぞれかなり少ないです。

①学位取得プログラム:6名(一般:5名 入養者又は韓国の在日同胞:1名

②リサーチプログラム(139か国・地域から計5名

③教員専門職プログラム(139か国・地域から計15名

※内容は変更されることもあるので、必ずご自身でご確認ください。

韓国政府奨学金の待遇はどうなの?

(1)往復航空旅費(エコノミークラス)
(2)渡航一時金:200,000ウォン(1回のみ支給)
(3)生活費
   ① 学位取得プログラム:月額1,000,000ウォン
   ② リサーチプログラム:月額1,500,000ウォン
(4)健康保険料:NIIEDが定める基準額
(5)韓国語能力優秀者(TOPIK5級または6級保有者)に対する奨学金:月額100,000ウォン
(6)研究費(年に2回の支給)
   ①リベラルアーツ、社会科学専攻:1学期毎に210,000ウォン
   ②自然科学、工学専攻:1学期毎に240,000ウォン
(7)学費:授業料及び入学金全額
(8)1年間の語学研修費:全額
   ※ リサーチプログラムの奨学金受給者は、入学金、(5)、(8)は支給されない。

おさく
おさく

入学金・授業料全額!さらに生活費から飛行機代まで給付してくれるなんて。。。いいんですか、?

1番の難関は成績!?気になる応募資格

ここでは一般枠での応募を想定しますね。

(1) 一般
- 本人が日本国籍を有する者(韓国国籍を有していない者)
- 両親(または法定後見人)が韓国国籍を有していない者

(2)年齢制限(2023年9月1日時点)
40歳未満の者

(3)学歴
① 学位取得プログラム:
・修士課程希望の場合:学士号以上の学位取得者
・博士課程希望の場合:修士号以上の学位取得者
② リサーチプログラム:
・ポスドク:博士号以上
・交換教授:修士号以上、教授として大学で現在教えていることが必須。
・教育、科学、文化または国際協力専門職:修士号以上、それぞれの分野で専門職であることが必須。
③ 教員専門職プログラム:
・現教員専門職:初等教育または中等教育学校にて最低1年間の教育経験が必要
・教員専門職予定者:自国の大学・機関で初等教育あるいは中等教育学校向けの教員養成コー
スを修了していること。(教職課程の修了証明書あるいは教員免許証の保持者)
・科目教育分野(韓国語教育、数学教育等)あるいは教育学(教育行政、教育工学等)を専攻し
た者

(4)最終修了課程の全学業成績の平均(CGPA)が下記のいずれかに該当すること。
・4.0スケール中2.64 以上
・4.3スケール中2.80 以上
・4.5スケール中2.91 以上
・5.0スケール中3.23 以上
・学業成績が百分率換算で80%以上あるいはクラスで上位20%に入っていること。

(5)心身ともに健康な者

(6)韓国と日本の友好的な関係を促進する意欲がある者

その他優遇される条件に、韓国語または英語能力優秀者があります。応募するなら、とりあえずTOPIK6級は取得したい!

出願したい!実際の出願方法は?

提出先は「駐日大韓民国大使館」と「日本学生支援機構(JASSO)」の2ヶ所!用意する書類の種類と言語も異なるから注意して用意してください。

おさく
おさく

何回も要項をチェックして用意しよう!

✅韓国語or 英語作成して「駐日大韓民国大使館」に提出

✅和文で作成したものは「日本学生支援機構(JASSO)」に提出

👇詳しい情報はこちらから
国立国際教育院(NIIED)
http://www.niied.go.kr/main/main.do

Study in Korea
https://www.studyinkorea.go.kr/en/main.do

日本学生支援機構(JASSO):海外留学支援サイト
https://ryugaku.jasso.go.jp

選考はどのように進むの?

書類選考では応募条件に不備がないかをチェックします。それが通ると、オンラインでの面接があります。

書類以外での唯一の選考要素となるので、しっかり準備する必要があります。

1次選考:駐日本国大使館での選考(書類+面接)

2次選考:国立国際教育院(NIIED)での選考(面接等なし)

3次選考:大学による選考(面接等なし)

こうみると、提出書類に書ける内容を充実させられるか、納得できる志望理由を書けるか、ということがいかに大事なのかがわかってきますね。面接は韓国語も想定されます。基本的な韓国語の受け答えなど、対策できることはたくさんありそうです。

アドバイス

韓国への大学院進学を考えるのなら、大学3年生くらいからこの奨学金を意識して行動しておくべき。

韓国語能力試験6級の取得や成績をあげるのはもちろん、「韓国で」勉強したいことを見つけて研究してください(卒論テーマにしたらベスト!)

早い時期から視野に入れて情報収集しておいたら、必要書類や面接も万全の体勢で臨めるはずです。

もし経済的な理由で留学を諦めようかと悩んでいる方がいるなら、この奨学金の存在を知って欲しいです。何から始めたらいいのかわからない…と諦める前に、お気軽にお悩みを教えていただけたらお答えします!

コメント欄にお気軽にご相談くださいね!

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